248 余計なお世話な話 2

彼女は「あちゃー、来たね」って顔してたけど、家に入れてくれた。

やっと話してくれた理由は、「他の人と結婚が決まったから」だと。
気になってた同じ支店の同期の男子に交際申し込まれて、結婚を前提に…となったらしい。もう来週には親に会わせるって。

てことは、同時進行?
彼とのHが処女喪失だったよね?
そこから何ヶ月も経たないうちにそんな急展開になる?

彼女は私の前では泣かなかったなぁ。
ただひたすら、下を向いて、「この話早くおわらないかなぁ」みたいな態度だった。
ので、さらに私の怒りは爆発しちゃった。
テーブルをバンバン叩いて、泣いてたかも。

よそ様の恋愛事情に首を突っ込んで、熱くなって怒りまくる私、中2か?!

言われ放題、私に言われてた彼女。
とうとう逆キレのように
「だって私、証券マンと結婚したくて証券会社に入ったんだもん!」と、言いました。

私は生まれて初めて、怒りで口が利けなくなる…という、口がパクパクしちゃったのでした。

じゃあしょうがないね、お幸せに!
とかは言ったかもしれないけど、どうやって出て来たかは覚えてない。
慌てて一緒に行った友人が追いかけてきてくれたのは覚えてる。
その友人は、一言も発しなかったから「なんで何にも言わなかったのよー!」と聞いたら、
「だって、いいたいことシホが全部言ってくれたし」と言ってたけど、
「でもさ〜あの子、そういうとこあるよね。昔から計算高いもん、シホは気づかなかった?あの子らしいなと思って納得したわ」ですって〜
同じ意見をあと3人くらい、言ってました。
私だけが気づかなかったんですね…

それきり、彼女とはみんな、縁を切りました。
噂では地方に転勤して地元に戻ってると聞いたけど、誰も会ってないみたい。
友達までも一掃しても、証券マンと結婚したかったんだね〜
今ごろ奥様生活、してるのかな?

彼女へ一言、今言えるのなら…

余計なことして、すみませんでした!
私がしたことは、友情(と私が思ってただけの)の押し売りでした_| ̄|○

それからは、相談されても「私ならこう思うけど」程度に収めてます。意見を求められてるのではなく、話を聞いて欲しいだけかもしれないし。恋愛事情なんて、本人にしかわからないよね。

その後の男友達の方は…
しっかりした年上奥さんと娘3人と、ご自分のお父さんを引き取って大きな庭付き戸建で幸せに暮らしてます♪
女性不信にならなくてホッとしました。


2014.9.1